別府つげ工芸謹製のおすすめ商品を集めました。 つげ細工は使えば使うほど良くなじみ、さらに風合いを増します。 是非お手にしていただき、ご愛用いただけたなら幸いです。
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大正八年、初代 安藤一平が別府つげ工芸を創業。二代目、 武男は飾り物、三代目、康男は細工物、四代目、寿章は櫛を得意とし、初代から引き継がれている独自の彫刻技術と、透かし彫りの技術を駆使して、幅広い作品を作っています。
安藤寿章は、作者名を「つげノぱとら」としています。つげの櫛がクレオパトラの時代から使われていることが、その名前の由来です。「つげの櫛は、とかせばとかす程、椿油の効果で髪がつややかになるので、太古の昔から現代に至るまで多くの人に愛されています。そしてこれからも、より愛される新しいつげの櫛を作り続け、人類が宇宙に飛び立っても使われるようようにしたい」その言葉には、伝統を受け継ぎながら、新しい時代のつげの櫛を目指す、熱い想いがこめられています
つげ細工には、彫刻と透かし彫りの二種類の技術がありますが、大正八年創業の別府つげ工芸の四代目である安藤寿章は、初代から蓄積された独自の彫刻技術と透かし彫りの技術を駆使して、一つ一つ丁寧に、高品質のつげ細工を作り出しています。
安藤寿章は、日本髪の櫛「びん上げ」も製作します。 日本髪の櫛は、十三種類で一セットとなり、縦挽き(たてびき)の櫛と横挽き(よこびき)の櫛に分かれます。その中でも、手ノコを用いて斜めに歯を引く縦挽きは、高い技術が要求されるため、手作りで出来る職人は、安藤寿章のほかに、ほとんどいないのが現状です。手作りの縦挽きの櫛は、機械で作ったものよりも、格段に使いやすいため、安藤寿章の櫛は、舞妓や芸妓にも深く愛されています。
安藤寿章は、直径1ミリのフクロウなど、ミクロなつげ細工にも挑戦しています。そのような細かい彫刻が可能であるのも、木目が細かく粘り強い、つげならではの特徴です。左の写真は、つげの板一枚から彫られた直径13ミリの鳥かごです。中では止まり木にフクロウがとまっており、扉が開くものもあります。
葛飾北斎の櫛の図案の中の一つに、アレンジを加えて試作したのが下の櫛。
実用新案を取得した「ぱとら櫛」の原型となりました。